2016年12月30日
●キーワード2016
今年のアート・建築・街関連を三つのキーワードで振り返ってみます。(過去ログはこちら)
今年は「目の手術を受ける」という思いがけない事態が発生し、数か月間視力に不安を抱えて過ごしました。今では日常生活に不便がない程度に回復し、「見えることは素晴らしい!」という思いを強くしています。
□素晴らしき 西洋絵画!
今年は「日伊国交樹立150周年記念」ということもあり、日本にいながら素晴らしい西洋絵画を観る機会に恵まれた一年でした。個人的には下記3展が特に素晴らしかったです。
・ボッティチェリ展@東京都美術館
・カラヴァッジョ展@国立西洋美術館
・ルノワール展@国立新美術館
□再発見 日本美術!
満を持しての「若冲展@東京都美術館」は人が入りすぎて、もはや展覧会の体を成していないと感じましたが、今年も日本美術の新たな側面に触れる機会が多々あり、その魅力を再発見する一年でした。個人的には下記3展が特に素晴らしいと感じましたが、中でも其一展はその位置づけ自体に変化をもたらす画期的な展示だったと思います。
・円山応挙「写生」を超えて@根津美術館
・鈴木其一展@サントリー美術館
・速水御舟の全貌@山種美術館
□楽しい 現代建築!
この20年で売上高は半減し、高齢化社会を迎えて人手不足も深刻化するばかりの建設業界。しかし、「現代建築はこんなに楽しい!」と思える機会も多々ありました。個人的には下記3展が特に楽しかったです。
・トラフ展 インサイド・アウト@ギャラリー・間
・北斎の帰還@すみだ北斎美術館
・瀬戸内国際芸術祭 2016 春 犬島