2016年01月31日
●2016年1月の鑑賞記録
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フェルメールとレンブラント展@森アーツセンターギャラリー
17世紀オランダの新富裕層の台頭と画題の変遷を縦軸に、黄金時代を彩る画家たちの作品を紹介する。平坦な構成は観やすいと同時に薄味に感じられる。あの「水差しを持つ女」をこんなにゆっくりと見られるのは嬉しい誤算?
フォスター+パートナーズ展@東京シティビュー内スカイギャラリー
環境と建築との関係性を視野に入れて活動する設計活動の軌跡。消費されないデザイン、香港上海銀行の衝撃。センチュリータワー実見の興奮。あれから20年経って、その活動の全容を通観できる感動。眺望広がる空間との相性も良い。
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ボッティチェリ展@東京都美術館
時代背景、師、弟子、そしてボッティチェリ。丁寧な時間軸構成と、天井の高い空間をゆったりと使った展示構成。ほぼ待ち時間のない鑑賞条件。満喫しました。
冒頭に『ラーマ家の東方三博士の来訪』。三博士に扮するメディチ家、自信に満ちたボッティチェリ。ポッライオーロ『竜と戦う大天使ミカエル』の眉間にしわ寄せる天使。『書物の聖母』の繊細な描写と、ラピスラズリ・金の彩色。往時の活気が感じられる。
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村上隆のスーパーフラット・コレクション@横浜美術館
コレクションを通して作家の視線に迫る企画展。入口吹抜空間「彫刻の庭」の圧倒的なボリューム、終章「1950-2015」後半の濃密なアートバトルロワイアル。見応えあり。
個人的には奈良美智≪ハートに火をつけて≫が特に良かった。