2015年05月31日
●2015年5月の鑑賞記録
5/1
パラソフィア
今回は点在する会場を巡回鑑賞。
大垣書店ショーウィンドウ
普通にショーウィンドウ。
森村泰昌「侍女たちは夜に蘇るⅠ〜Ⅷ」@京都文化博物館別館
夜のプラド美術館、ベラスケスの見えないカンバスをコアに繰り広げられる絵画の内外入れ替わり大夜会。森村扮するマルガリータが怖い。
アーノウト・ミック「異言」@京都芸術センター
彫刻のようなスクリーン配置群に投影される映像作品。複数の映像源、エスカレートしていく群衆。何分の作品が表示がなく、起結がよく分からない。
川村麻純「鳥の歌」@京都芸術センター
3人の語る台湾人と日本人の出会いとそれから。作家の編集を通して、事実なのかフィクションなのか良く分からないまま映像が流れる。去年行った台湾はひたすら美味しく楽しかったなーと場所だけ重ねる。
ピピロッティ・リスト「堀川ー不安は消滅する」@堀川団地会場
古びた団地、閉め切った窓、布団と天井に投影される映像。「空を舞うウェンディ」、「走馬灯のように巡る回顧」のような気がした。
スーザン・フィリップス「三つの歌」@鴨川デルタ
毎時00分と30分に2分43秒再生。どこからともなく聞こえてくる歌声にしばし耳を澄ませる。それより何より、デルタは夏のオアシス。気持ち良い。
ヘフナー/ザックス「Suujin Park」@河原町塩小路
宅地ごとにフェンスで覆われた異様な区画に現れた、廃材のオブジェ。立体庭園と呼ぶにはあまりに荒くて、来訪を拒絶されている気がする。
5/3
燕子花と紅白梅@根津美術館
光琳の二大代表作が並び立つ!宗達、光悦に辿る光琳デザインの参照元。小西家文書に辿る光琳デザイン推敲の軌跡。庭園の燕子花盛期に設定する会期。梅のMOAも合わせて、時間を超えて継承されてきた琳派を、現代へ大きく開くような展示。
5/30
大原美術館
初入館。印象派を中心に魅力ある絵が並ぶ本館はさすがの貫禄。伝統を上手く現代建築に取り入れた分館もとても良い。美術館の手本のような建物とコレクション。
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