2014年07月31日
●7月の鑑賞記録
7/5
智積院大書院庭園、障壁画@智積院
智積院会館に宿泊。朝のお勤め後に庭園と障壁画を鑑賞。
7/21
○明日のジョー、の時代 内覧会@練馬区立美術館
漫画「明日のジョー」を縦軸に、そのグッズ・アニメ・同時代のアート作品を横軸にして1970年代を造形する。優しい眼差しのキャラクター、凄絶なストーリーと濃密な書き込み、暗く生々しい世相観。それらが作り出す濃密な雰囲気に圧される。
アニメから入ったので、原作の持つドロドロとした雰囲気は苦手で、作監金山明博の「クロスカウンター」が一番ピンとくる。そこから原作、そして同時代のアートへと視野を広げる。70年代から現代を照射する展覧会として、完成度高し。
○現代美術のハードコアはじつは世界の宝である展@東京都近代美術館
優れた現代アートコレクションを紹介すると同時に、その経済的な側面にも焦点を当てる。コレクターの邸宅に作品が展示されている様を写した写真が点在し、アートのある日常が漂うのが良い。50億円ゲームも楽しい。必ず買いすぎるけど。
徒然草@サントリー美術館
前半は徒然草絵画の成立を紹介し、後半は徒然草絵巻から始まる海北友雪展。成立後100年ほども埋もれ、江戸時代になって広く読まれるようになったという経緯も興味深い。正直、展示としては少々疲れるけれども、古典文学が美術で楽しめるなんて、素晴らしい!
7/29
◎たよりない現実、この世界の在りか@資生堂ギャラリー
すごいインスタレーション、必見。
Posted by mizdesign at 2014年07月31日 23:44
トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.mizdesign.com/mt/mt-tb.cgi/1044
コメント
コメントしてください