2013年11月30日

●11月の鑑賞記録

 11/17
 サウンド・プラネタリウム@銀座ソニービル8F OPUS
 ソニーのハイレゾ音源とメガスター大平さんのプラネタリウムコラボ企画。天井が低い空間に強引に満天の空を投影するので、ちょっと窮屈なところもあるけれど、銀座散歩の息抜きに最適な素敵企画。

 11/20
ターナー展「ブロガーイベントwith スペシャルトーク」@東京都美術館
 見応えある大作がズラリと並び、創作の息遣いを感じられる絵の具、スケッチブック。実験的表現といった舞台裏も合わせて公開。ターナーの画業を初期から晩年まで通して通観できる、またとない機会。

 11/23
天上の舞 飛天の美@サントリー美術館
 スィースィーと軽やかに舞う飛天。その源流をインド、中国、朝鮮と辿り日本へ。三階に下りると鳳凰堂の飛天が華やかに舞い踊る。その細やかな作りと、躍動感にうっとり。飛天は屈んで観るのがオススメです。ぷかぷか浮いてるお地蔵さん(たぶん)も可愛くてよろしい。模刻像をペタペタさわって結縁できるのもありがたや~。

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2013年11月20日

●ターナー展「ブロガーイベントwith スペシャルトーク」@東京都美術館

 東京都美術館で開催中の「ターナー展」。その「ブロガーイベントwith スペシャルトーク」に参加しました。

トークショー
 スペシャルゲスト
鈴木芳雄さん (元BRUTUS副編集長 フリーランス編集者、美術ジャーナリスト 愛知県立芸術大学客員教授)
結城昌子さん (アートディレクター、エッセイスト)
・司会 朝日新聞 担当者の方

司:平日4千人、休日6千人、これまでに16万人の方に観ていただいた。

結:若い頃から晩年まで一気に観れる。目のご馳走。良い絵を観ると、目がニコニコする。初めてターナーを観たのはパリ。ものすごい大きなターナー展で満員電車状態の中、一つも見逃すまいと観た。観た後で気分が悪くなって、何でだろうと考えた。空気にも表情がある。動いている。ターナーの空気があまりにも動いていて、ターナー酔いしたと思った。

鈴:初めて観たのはロンドンのテートギャラリー。イギリス人が一番自慢する画家という印象。今回、彼の画業を通して観られるのは貴重。

結:「遊んでアーティスト」という連載でターナーを取り上げたら、一番多くの応募作があって驚いた。

鈴:本展の交通広告を担当させてもらった。作品トリミング自由、文字載せ自由でコピーライター冥利に尽きる。

司:今回はおそらく美術館で初めての「街コン」も開催。若い人にも美術館にきてもらいたい。

自由内覧

 注:会場内の画像は主催者の許可を得て撮影されたものです。

 展示はLBF、1F、2Fの3フロアに渡る全10章から成り、時系列順にターナーの画業を紹介します。
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 I.初期|BEGINNINGS
 「ターナーの自画像」。親の営む理髪店の店頭で数シリングで水彩画を販売されたといったエピソードを交えつつ、初期作品を紹介。

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 II.崇高の追求|IN PURSUIT OF THE SUBLIME
 「グリゾン州の雪崩」(左)。26歳でロイヤル・アカデミー正会員となり、早くも後世のターナーのイメージに連なる、絵になる構図、光の表現が登場。さらにあえてデフォルメすることで、自然の荒々しさ、恐怖感を追求する。

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 「トゥイード川と湖」スケッチブック。絵画だけでなく、ターナーが実際に使用したスケッチブック、絵具(VI章に展示)等を合わせて展示することで、絵画制作の臨場感が伝わります。

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 エスカレーターで1Fに上がると、作品のトーンが一段と華やかに。
 IV.イタリア|ITALY
 「レグルス」(左)。空間を満たし、画面を覆い尽さんばかりの光。危ういバランスを見事に制御して、大気と光の世界が広がる。

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 VI.色彩と雰囲気をめぐる実験|EXPERIMENTS WITH COLOUR AND MOOD
 画家の実験的試みを紹介。「えっ、これも公開するの?」という画家の苦笑いが見えるよう。
 「三つの海景」。前衛的な三つの景の重なり。研究に余念のない画家の視線。

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 2Fに上がると、いよいよ展示はクライマックス。
 X.晩年の作品|THE FINAL YEARS
 大気と光が溶け合い、色彩の鮮やかさ増す画面。
 「平和-水葬」(中)。色彩鮮やかな周辺作と対照的に、黒い船体を中心に据える異色作。当時は酷評に晒されたというアグレッシブさが、現代の目に映えます。

 見応えある大作がズラリと並び、創作の息遣いを感じられる絵の具、スケッチブック。実験的表現といった舞台裏も合わせて公開。ターナーの画業を初期から晩年まで通して通観できる、またとない機会です。

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2013年11月03日

●第8回 湘南国際マラソン

 11/3文化の日。「第8回 湘南国際マラソン」を走りました。年々難易度の上がるインターネットエントリーで、深夜に6時間半かけてなんとか申込みを完了。
 一週間前に「第19回 手賀沼エコマラソン」において、8km地点で棄権しました。絶好調だった昨シーズンのイメージを引きずってコンディションを無視して飛ばし、脇腹痛に耐え切れなくなりました。今回の目標はとにかくゴールに辿り着くこと。

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 新横浜のビジネスホテルで前泊して、直行バスで会場入り。バスの到着が若干遅れ気味で慌しくトイレ、更衣、荷物預け入れ。スタートブロックに移動したときには既に列がビッシリ形成されていて、このレースにかける参加者の気合いを感じます。日中の気温が20℃を越えるという予報を踏まえて、半袖短パン+帽子。

 9:00号砲。抑え気味にそろそろとスタート。Nike+の音声ガイドによると4分16秒/kmほどのペース。周りの人がドンドン前に行きますが自重。給水ポイントで必ず給水して、とにかく完走を目指します。14kmを1時間弱で通過して、ここまでは順調。ピット イン リキッドでエネルギーチャージして中盤へ。

 中盤に入って脇腹痛が出ますが、ペースを抑えて治まるのを待ちます。21kmを1時間31分30秒ほどで通過。アキレス腱からその上部にかけて筋肉が攣るような感覚が出始めます。26kmを過ぎたあたりで両足とも攣った感じになったので、ペースを落として走り続けます。28kmを2時間6分くらいで通過。ピット イン リキッドを再び飲んで後半へ。

 後半はとにかく足を前へ出し続けることに専念。前を行く仮装ランナーの方たちが目に入ります。フリーザ様(速い!)、桜木花道(トイレ休憩が多いのか、何度も抜かれた)、ミニスカサンタ(あっという間に抜かれた)、アリス(男性)、トラミミ(おじさん)、クマのマスコットを帽子に乗せたおじさん等々。途中、同じく足を攣った人がストレッチをしながら再起を図るのをガンバレーと思いながら、ひたすら前へ。ヘロヘロの走りながら、なんとかゴール!

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 記録は3時間24分30秒ほど。Nike+が最後にフリーズして記録が飛んでしまったのでラップ等は分かりませんが、なんとか今シーズン初完走を達成できました。

計測地点 スプリット ラップ
START 00:00:08
10k 00:42:46 0:42:38
20k 01:26:50 0:44:04
30k 02:15:21 0:48:31
40k 03:11:54 0:56:33
Finish 03:24:35 0:12:41

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