2013年09月30日
●9月の鑑賞記録
9/7
○浮世絵 Floating World 第3期@三菱一号館美術館
カフェ1894で富士山フロートを飲んで、展示へ。山、川、橋、桜、往来。繰り返し描かれる風景の中を、江戸から明治へと時間が流れる。記録としての浮世絵。丘蒸気が走った新橋にほど近い、三菱一号館の好展示。
9/28
◎竹内栖鳳展@東京国立近代美術館
金地に薄墨のライオン、雪原に表情豊かな雀の書き分け、驟雨に煙る山水、物語性を感じさせるラフなタッチ。上手い、可愛い、カッコ良い。目に楽しい展示。宴席でおねえちゃんに頼まれて描いたような猫とネズミが飲んでる絵が可愛い。
ミケランジェロ展 天才の軌跡@国立西洋美術館
手紙、小さなスケッチのような素描、実物大陶板壁画、4K映像、美麗な素描数点、小さな彫刻数点。見所は後者の二つだけれど、印象に残るのは陶板と4K映像。内容はとても寂しい。
秋の特別展示@東京国立博物館 本館
夏から秋にかけての草花虫の変化を抱一の屏風と絵巻物で辿る。実際の季節と連動した展示が情感を高める。鳥の描写だけやや硬く見えるのは筆者が別だからなのだろうか。