2012年08月23日
●おもしろびじゅつワンダーランド@サントリー美術館
サントリー美術館で開催中の「おもしろびじゅつワンダーランド」を観ました。キャッチフレーズは「来て、見て、感じて、驚いちゃって!」。空間演出性に優れた箱で体験する、真夏の玉手箱。館内撮影可なので、夏休みの自由研究に最適です。
4F
1.模様のプラネタリウム
普段はあまり目にしない、「浮線綾螺鈿蒔絵手箱」のフタの内側。そこに広がるキラメキと紋様を、天井いっぱいに映しだします。その様は、夜空に広がる星空のよう。
2.ススキ林のアプローチ
「武蔵野図屏風」に描かれたススキの前景を実際に体験しつつ、絵画の中へ。その道はさらに次章へと伸びます。
3.和ガラスの藍色ドーム
サントリー美術館が誇る、「薩摩切子 藍色被船形鉢」を始めとする藍色ガラスの名品の数々。刻々と色味の変化するドームの中で、その色彩、透過感の美しさが引き立ちます。
4.京都街中タッチパネル
「洛中洛外図屏風」をタッチすると、部分が拡大投影されて京都の街へダイブイン!「触れてる感」が楽しいです。
3F
5.顔はめパネルなりき
「舞踏図」から飛び出したお姉さんたちの顔はめパネルから顔を出して、記念撮影。美術館のスタッフの方たちが気軽に声をかけてくれるので、共同制作のよう。
6.全身で影絵遊び
歌川広重「即興かげぼうし尽」に描かれた影遊びを実際に体験できる舞台セット。少々難易度高し。
7.アイディア勝負「見立ての世界」
赤楽茶碗 銘「熟柿」を巨大化してひっくり返したセットの向こうに、実物を並べる。巨大「柿」を覗き込むと、中にはクッションが。不思議の国に迷い込んで、ちょっと休憩。
8.マルの中のクール・デザイン「鍋島」
タッチパネルの中に用意された図案を自由に拡大・回転・複製・重ね合わせして、自分だけの「my 鍋島」をデザイン。完成図案はショーケースに並びます。他の人の作品と見比べながら、再度作成に。本展ダントツの一番人気。
次回予告「お伽草子 この国は物語であふれている」を経て出口へ。「また来たい!」と強く思わせる、楽しい夏の自由研究です。
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.mizdesign.com/mt/mt-tb.cgi/958