2012年04月02日
●Shuffle II@ART FAIR TOKYO 2012
ART FAIR TOKYO 2012の一環として開催されたShuffle IIを観ました。古典の名作と気鋭の新進現代アートが対峙する「Shuffle」シリーズの第二回展。前回の白金アートコンプレックスから東京国際フォーラムに場を移しての開催。
最終日の閉展1時間前に滑り込むと、Shuffle IIブースは混雑のために入場規制がかかり、建物の外まで行列が伸びていました。20分ほど並んで入場。中央に縄文土器を円環状に据えて、その周りを彫刻、さらに壁周りに絵画を並べる明快な構成。
右手に折れると神戸智行さんの新作が4点!神戸さんのファンなので、去年末の個展からほどなくして新作が観られるのが嬉しい。ミニ屏風1点、小品2点、大作1点。独特の質感の岩肌に、繁る緑、羽を休めるトンボ。
反対側の壁には円山応挙「虎図」。猫虎カワイイ!左右が切れているので、もとは襖絵だったのでしょうか。キュッと締まった良いトリミング。
間には立体が並びます。「神像」、本堀雄二「BUTSU」、佐々木誠「祖形(ヒトガタ)」。古美術とダンボール仏像の対比は前回に続いて登場。そして佐々木さんの超絶木彫りアート。異様な迫力がスゴイ。
縄文タワーをはさんで反対側へ。
四天王立像、仏手と古美術に挟まれて、森淳一「coma」、佐々木誠「八拳髭(ヤツカヒゲ)」。森さんの作品は再見。佐々木さんの作品は古美術と間違えるほどのドッシリとした存在感。大顔の裏側には祠があって、その構成も魅力的。
山口英紀「右心房・左心房」。観れば観るほどスゴイ水墨表現。写真のコラージュにしか見えません。
前回が「対比」なら、今回は「競演」。現代アートが粒揃いで、本当に見応えがありました。
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