2011年10月31日

●10月の鑑賞記録

 10/8
ドラゴンクエスト展@森アーツセンターギャラリー
 ドラクエワールドの発展を辿りながら冒険の旅を楽しむ前半。ゲーム企画書から鳥山明のキャラクターデザインまで、ドラクエ制作の舞台裏を明かす後半。そしてグッズ紹介、ラストはルイーダの酒場で飲食。ゲームのギミックを活かした展示構成が楽しい。I、IIの頃の箱絵原画の小ささに驚き。鳥山明のデザインセンスが素晴らしい。

 10/22
Be Magical ! @東京ディズニーシー
 ジブリ、ドラクエときて、いよいよホンモノの夢の国へ。LEDが光るミッキー帽子を手に入れ、ミッキーデニッシュを食べ、タワーオブテラーの落下体験、ジーニー劇場の立体映像、Be Magical ! のアトラクション、インディジョーンズの冒険を経て、ファンタズミックまで。ミッキーが魔龍を一撃で焼き尽くす容赦なさ!堪能しました。

 10/20
 京都国際マンガミュージアム
 出張の空き時間にちょっと寄り道。小学生の遠足スポットになっていてビックリ。サボリ感覚がくすぐられる立ち読み体験が懐かしい。進撃の巨人を少し読んで、その世界観に驚く。

 10/29
モダン・アート、アメリカン@国立新美術館
 印象派展に続く、名作で辿る絵画の歴史シリーズ第二弾。19世紀後半から第二次大戦後までのアメリカ絵画の歴史を辿ります。風景画からクローズアップ構図まで、オキーフが5点?まとめて観られるのが嬉しい。美しく深みのある色彩と、シンプルかつ意味ありげな構図に惹きこまれる。ホッパーの描く、一抹の寂しさを漂わせる都会の空気感も素晴らしい。エドワード・ブルース「パワー」の、マンハッタンのボリュームだけを表わす描写が、工業化エネルギーに満ちた近代を思わせる。作品個々のレベルは高いが、ボリューム的には少々もの足りない。

アールデコの館@庭園美術館
 改装休館前に駆け込み鑑賞。魚が泳ぐグリルカバー、天井から下がる果物造形の照明、ウィンターガーデンに射す光。美しい装飾と空間を堪能。さよならアールデコの館、また会う日まで。

春日の風景@根津美術館
 「春日の風景」に焦点を当てるピンポイント掘り下げ型展示。聖地「春日」を描く曼荼羅の変遷から始まり、工芸品、観光地としての春日と続く。そして「春日権現験記絵」。皇室の名宝展の時とは違う場面も展示されて、ストーリーを辿りながら観られる。根津美術館ならではの、空間性と調光性を活かした展示がステキ。

Posted by mizdesign at 2011年10月31日 23:13
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