2011年09月30日
●9月の鑑賞記録
9/3
あこがれのヴェネチアン・グラス@サントリー美術館
早々に再訪。光の演出性に優れた展示空間と、ガラス展示の相性が抜群に良い。それにストーリー性が加わって、鬼に金棒な展示。
9/16
◎メタボリズムの未来都市展@森美術館
守備範囲を広くとった、エンターテイナーな構成。これから始まる4連続シンポジウムと合わせて、時代の熱気を追体験するのが楽しみ!
9/18
メタボリズムの未来都市展シンポジウム@森美術館
第1回「メタボリストが語るメタボリズム」
メタボリズムの当事者たちによる、過去の回顧。いずれ劣らぬ巨匠たちが、「メタボリズム」というキーワードで一瞬結成したドリームチームな趣き。今聞かなければ、二度とはないであろう顔ぶれと内容に感激。
第2回「メタボリズムという政治」
メタボリズムといいながら、実際にはメタボリズム・ネクサス(メタボリズム的なもの)という括りで構成した展覧会。そのトリックと同じように、政治と大見得を切りながら、一向に盛り上がりも収斂もしない議論。そして磯崎さんによるガルシア・マルケスを引き合いに出した一喝。現代的な視点からメタボリズムとその前後の建築史の再評価を行わんとする意欲が良かった。
9/19
○三鷹の森ジブリ美術館
待望のジブリ美術館初訪問。トトロが切符を切ってくれる偽入口から、フィルムを作る過程の展示、ねこバス、特別上映、お土産や「マンマユート」まで。ジブリワールドを満喫。レストランが意外と美味しくて良かった。井の頭公園を抜けて吉祥寺駅まで歩く立地も良かった。