2009年09月17日
●平常展@東京国立博物館本館
平成館で二つの企画展を観たあと、本館の平常展へ。
「四天王立像 広目天」浄瑠璃寺。何よりこの像が観たかった。九体阿弥陀堂唯一の遺構として知られる浄瑠璃寺に伝わる四天王像の一体。火焔を背負い、右下を見下ろす迫力ある顔立ち。平安時代後期を代表する美しい造形。
そして彩色の保存状態がとても良いのが見所。裾にぶら下げた鈴、緑と赤の彩色に金の縁取り。もう、うっとり。
仁清の大壷。空間に平面絵画を描きこむ迫力に見蕩れる。
龍の螺鈿細工。色とりどりの螺鈿を細かく貼り込んだ細工が美しい。
伝雪舟の花鳥画。えっ、雪舟の花鳥画?伝がつけば何でもありな気がする。じっくりと観た。
メカフグ。これで黒船撃退は難しかろう。。。
表慶館アジアギャラリーを駆け足で見て、東博漬けの一日を終了。混んでて見難かった企画展よりも、落ち着いて観られる常設展の方が圧倒的に良かった。
Posted by mizdesign at 2009年09月17日 23:28
トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.mizdesign.com/mt/mt-tb.cgi/832
コメント
コメントしてください