2009年08月30日

●大地の芸術祭 越後妻有トリエンナーレ2009 (十日町編)

 夏もあっという間に過ぎて、最後の週末。念願の「大地の芸術祭 越後妻有トリエンナーレ2009」へ行きました。まずは十日町から。

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 上越新幹線「越後湯沢駅」からレンタカーで十日町へ。十日町市博物館で「国宝 火焔型土器」を見て、「小嶋屋」でへぎそば+野菜&マイタケてんぷらを食べて、アート巡りの旅へ。

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 3 ドミニクペロー「バタフライパビリオン」。フランス国会図書館のガラスタワーで有名な建築家の能舞台。様々な角度で大地を映し出す天井鏡が、風景を鋭角に切り取る。

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 7 「うぶすなの家」。古民家再生プロジェクトその1。焼物博物館+レストラン。古民家の光の中に焼物が引き立つ。ガイドの方の説明が、あまりに良く出来ていてビックリ。

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 8 古郡弘「胞衣 みしゃぐち」。階段を下りて行き、大地に埋め込まれた土の柱と空を見上げる。神殿?住居跡?その圧倒的な存在感にしばし言葉を失う。

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 土の構造体の上には、木の屋根架構。勢い良く芽吹く緑と、土へと還るかのように朽ちてゆく屋根。「大地の芸術祭」に相応しい聖なる空間。

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 21 ビリ・ビジョカ「田麦の本」。小さな部屋に大きな本がたくさん。本を開くと様々な記憶。思わずペンを手に取り記憶を綴ると、詩的で美しい作品の一部になった気がする。

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 23 アントニー・ゴームリー「もうひとつの特異点」。ほの暗い空間に張り巡らされたワイヤー。その先に浮かぶ人形を求めて、床に寝転ぶ人たち。鑑賞者も巻き込んで、不思議な風景が出現する。

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 28 ジャネット・カーディフ&ジョージ・ビュレス・ミラー「ストームルーム」。古い歯科医の2階に上がると、膝を抱えて座る一団が。窓の外は曇天に雨。ただ、その自然現象を体験する。10分後には、自分もその1人となってじっと座っていた。自然は最高のエンターテイメント。

Posted by mizdesign at 2009年08月30日 23:39
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花咲ける妻有postedby(C)一村雨越後湯沢からレンタカーを借りて、この土日の二日間、越後妻有トリエンナーレの各会場を回ってきた。といっても、たった二日間で... [続きを読む]

Tracked on 2009年08月31日 08:33
コメント

私が小嶋屋でへぎそばを注文した時
てっきり、へぎそばには天麩羅がついて
いるのだとばかり思ってました。
みしゃぐちに行ったときは雨ふりだったので
これは廃墟に違いないと思ったのでした。

Posted by 一村雨 at 2009年08月31日 08:32

一村雨様>
小嶋家は商売上手いですね。
三人前のそばに天麩羅を添えた写真の美味しそうなこと!
「みしゃぐち」の昔からあったと思わせる存在感は素晴らしいですね。小洒落た作品が多い中で、ぴかいちでした。

Posted by mizdesign at 2009年09月02日 18:44
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