2009年04月20日
●FRESH EXPAND トークショー@UBSL
柏のUBSL(URBAN BACK-SIDE LABORATORY R2)で開催された「FRESH EXPAND」展のトークショーを聴きました。
朝日新聞の地方版に告知が載っており、「アートフェア東京」エグゼクティブディレクターの辛美沙さん、「101TOKYO」クリエイティブ・ディレクターかつ「magical ARTROOM」ギャラリーディレクターの伊藤悠さん、アーティストの大庭大介さん、栗山斉さん等が参加とのこと。アートフェアの関係者が柏で何を話すのだろうと興味が湧いたので出かけました。ところが会場到着早々に辛美沙さんが風邪のため欠席というアナウンスあり。
以下、とても偏ったメモです。
伊藤さん:(101TOKYOについて)出来て良かった。アートフェア東京はギャラリーの貸しスペース。ギャラリー運営者がギャラリー選びをするのはおかしい。新しい価値を作るところに関わりたいと思った。やりたかったことは3つ。
1.アンリミテッド。バーゼルのアートフェアはアートギャラリーズとアートアンリミテッドに分かれていて、マーケットにのらないけれども可能性がある作品(アンリミテッド)を入ってすぐのところに展示している。
2.トークショー及びパフォーマンスを重視。
3.プライズを作る。受賞者が次に還元していくと良い。
(作家が美術品の)価値付けする先はどこか?ギャラリーが認めているのは当たり前なので、いかに外部に合わせていくかを考える。お金は流れていくもの。誰に伝わっていくかを大事にしている。
FRESH:(どういうことを目指してる?)アーティストの協力関係を作る。活動し続ける。自分たちのやりたいことやりながら、お金になって生きていけたらハッピー。
(何か分かりそう?)二つ必要。同時代に生きている共感と、時代を超えた普遍性を持っているか。自分たちの言葉になっているかというと。。。
大庭さん:自分たちはどうなりたい?FRESHは教育からはみ出た踊り場。結果的に1人になる。得をするのは良い作品を作った人、もしくはリーダー。
FRESHで満足するだけでなく、ソロを充実させてまたメンバーで。FRESH自体でどうにかなろうという目的を作る。みんなで何かを捏造して、アーカイブ化。
講評会としては良かったけれども、トークショーとしては?。対立軸が明確に設定できなかった点がもったいなかったです。
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