2009年01月06日
●博物館に初もうで@東京国立博物館
毎年恒例と化してきた「博物館に初もうで」@東京国立博物館。青天に和太鼓が響き、門松が彩りを添えます。人出も良好。
東洋館第8室「新春特集陳列 吉祥―歳寒三友」。「梅花双雀図」伝馬麟筆。梅の木に身を寄せ合う二羽のスズメが愛らしい。中国絵画のマイブーム継続中ー。
干支に因んだ展示を経て、本館 8室「書画の展開-安土桃山・江戸」へ。「羅浮仙」岩佐又兵衛筆。KAZARI展で観た「浄瑠璃物語絵巻」が鮮烈な又兵衛の肉筆画。あごが長いのは仙人の特徴なのだろうか。
「十友双雀図」渡辺崋山筆。細密描写が美しい。
「雪中老松図」円山応挙筆。「国宝 雪松図屏風」と同じ描法。あちらを描くための習作?
「松梅群鶏図屏風」伊藤若冲筆。松梅を左右端に追いやり、群鶏をズラリと並べる。点描の石灯籠まで登場して、サービス精神旺盛な2双。鶏がパターン化していて、ちょっと単調な気もする。お得意さんのリクエストに答えたのだろうか。
本館 10室「浮世絵と衣装 ―江戸」。「風流五節句・元旦」鳥文斎栄之筆。ピンク地に白い鶴紋様が綺麗。
さすが東博、新年に相応しい華やかさ。この後、新年会へ。楽しい一日でした。
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? 常設展 東京国立博物館 from つまずく石も縁の端くれ
毎年恒例の博物館に初詣。江戸絵画のコーナーで、若冲の「松梅群鶏図屏風」に出会う。東博にこんな作品があったとは知らなかったので嬉しい。この手のマンガチックなニワト... [続きを読む]
東洋館で遭遇して驚きました。
あの暗い室内で良く撮れててますね。
感心!
「羅浮仙」、あごが長いのは
又兵衛の人物像の特徴ですね。
あたしも栄之、お気に入りです。
とら様>
こんばんは。
美術館でメモを取っている人を見かけると、知り合いかもと思うようになりました。
画像はソフトで調整できるので、多少暗くてもブレなければOKです。
一村雨様>
こんばんは。
又兵衛の本、まだ読んでないのです。そろそろ読まないと。
栄之の箔押処理は綺麗ですね。