2008年12月22日

●日本大学カザルスホール@御茶ノ水

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 御茶ノ水にある日本大学カザルスホールで「アーレントオルガン ランチタイムコンサート」を聴きました。カザルスホールは1987年に竣工した、クラシック音楽専用のシューボックスタイプといわれるホールです。設計は磯崎新アトリエ。 所有会社の運営難で継続が危ぶまれる時期もありましたが、新たな所有者及び協賛企業の支援を得て今日に至ります。さすがは文教地区です。

 学生時代に音響重視型ホールの手本例として習ったものの、実際の音響を聴くのは今回が初めて。非常に巨大で装飾性も高いパイプオルガンからどのような音響が響くのか、興味津々。オルガン奏者とその助手(?)の方が右手のブリッジから登場、パイプの裏手から回って鍵盤の前へ。助手の方が鍵盤両脇の音栓を調節して、譜面台に楽譜を置いて演奏開始。時に鍵盤上の扉を開き、時に足で演奏し、その一つ一つがダイナミックでロボットアニメの操作シーンを観ているようです。
 演奏が4曲目にさしかかり、バッハが流れる頃にはすっかり音響に包み込まれ、夢見心地に。ホールを見渡しても、目を閉じて聴き入っている方も多いです。7曲目は大小パイプオルガンとチェンバロによる合奏。1時間ほどの演奏を堪能しました。

Posted by mizdesign at 2008年12月22日 22:01
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