2008年09月03日
●「ジュリアン・オピー展」@水戸芸術館
水戸芸術館で開催中の「ジュリアン・オピー展」を観ました。
柏から水戸は常磐線で1時間半ほど、ちょっとした遠足気分です。
水戸駅で腹ごしらえをして、いざ水戸アートツアーへ。
水戸芸術館の中庭では、24時間テレビのイベント(?)が開催中です。オピーの電光掲示板のアートワークにも子供たちが興味しんしんで近づいてきます。そのさりげなく環境に溶け込む在り様がオピーらしい。
そして中へ。パイプオルガンの演奏を聴いてみたいと思いつつ入場。
簡略化された描写で非常にリアルな世界を描き出すのがジュリアン・オピーのアート。その技法は静止画から電光掲示板を用いた動画、人物から液晶画面に表示される現代版浮世絵まで多種多彩。観ていてとても楽しいです。
中でも視点が移動するにつれて見え方が変わる作品が魅力的です。ダンサーの女性の動作をとてもリアルに再現しています。日本八景の、微細な動きで時間の経過を表現するセンスも魅力的。
展示会場で、噂の電話帳図録もじっくりと観ました。元ネタを惜しげもなく公開するサービス精神と、卓越したデフォルメセンスに感心しきり。惜しむらくは価格のみ。15,750円は高い。
非常に良く出来た展示でした。見ごたえ十分です。
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オピーと水戸芸の組み合せは抜群。あのパイプオルガンの演奏を聞けなかったことだけが、心残りでした。
こんばんわ。
先日はありがとうございました。
あのカタログは普及版みたいの出して欲しいですね。
とら様>
こんばんは。
確かに、相性良い展示ですね。
屋外も含めて楽しかったです。
あおひー様>
こんばんは。
先日はありがとうございました。
この展示のグッズが売れてないという話は、さにあらんという気もします。そんなところもジュリアン・オピーらしい。。。