2008年01月29日
●四国の旅 その2 ベネッセアートサイト直島
直島と言えば「ベネッセアートサイト直島」。あいにく地中美術館が展示替え休館中だったので、今回は偵察のつもりで軽く廻りました。
フェリーから望む直島。中央の建物が「ベネッセハウス ミュージアム」。重工業が衰退した禿山を、建築とアートの力で世界有数の観光地に飛躍させた立役者。島をぐるりと回って宮浦港へ。
フェリーターミナル「海の駅なおしま」。設計がSANAAということでとても有名。薄い屋根と細い柱、ずらしながら挿入されるガラスの箱。船と車とバスの結節点というとてもアクティブなエリアにあって、その存在感は希薄。消したというよりも単に印象に残らない。船のハッチがそのまま桟橋になるダイナミックなギミックの方が面白かったです。前の写真にチラリと写っている緑とオレンジの板がパタンと倒れて橋になっています。
「家プロジェクト」を間にはさんで、「ベネッセハウス ミュージアム」へ。設計は安藤忠雄建築研究所。長く伸びたアプローチに沿って海へ向かい、折り返して振り返ると入口が登場します。安藤さんらしい、軸線を大切にした構成。中へ入ると、弧を描く動線が上へ下へと伸びていて迷路のよう。至るところにアートワークがあるものの、建物の印象が強すぎて、さながら安藤建築鑑賞ツアー。「21_21 DESIGN SIGHT」も同じ印象を受けますが、美術館というよりも建築化されたランドスケープに近いと思います。建築としてはとても大味。円形吹抜けにある階段は、トップライトメンテナンス用なのか?この建物の真価は、泊まってみないと分からない。
草間彌生「南瓜」。数多く設置された屋外作品の中でも、抜群の存在感を放ちます。本当にすごい存在感。これはきっと、草間さんの分身なのでしょう。フェリーターミナルにある赤南瓜が修復中で観られなかったのが残念。
14:20離島。サヨナラ直島、次回は泊まりで来よう。
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こんばんわ。
直島、やはりよさげですね。
先日こんぴらさんに行った際には香川〜京都を日帰りで回るってことに決めてたので、直島はまたの機会に攻略しようと思います。
あおひー様>
こんにちは。
直島は良いですよ。
今回は偵察でしたが、次回は泊まりで行こうと思ってます。