2007年12月07日

●R3 ukishima+aicafe54

 那覇国際通りからちょっと入ったところにある商業ビル「R3 ukishima」と、そのテナント「aicafe54」。設計はクライン・ダイサム・アーキテクツ。話題性豊富な彼らが手掛ける建物ということと、沖縄の伝統素材「花ブロック」をカーテンウォール的に扱うファサードがどういう感じかを見たくて立ち寄りました。

 花ブロックを吊った特徴的な外観。本来積む素材をスクリーン的に使う発想と、地場産の素材を使う点がユニーク。さらに「宮里藍の応援カフェ」という特徴を、ピンクの色付きガラスで表現。現代的でありながら、地に足のついた感じに仕上がっているところが素敵。その味付けゆえか、意外と目立ちません。
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 外から観ていたら、支配人の方が声をかけて下さり、中を見せてもらえることに。ありがたく案内していただきました。
 カフェ2階テラス。花ブロックのスクリーンの裏側は、それを支えるスチールフラットバーが格子状に組んであります。スクリーンとRC壁の間の空間は半屋外的で、狭いながら魅力的。
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 2階カフェ。沖縄は台風時の風雨がすごいので、サッシュがかなりゴツイです。
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 3階カフェ。ファミリー向けの部屋。どの階も照明がかわいい。「敷居が高くなりすぎないよう、スタッフはアロハシャツを着てカジュアルな雰囲気を出しています」といった話を伺う。
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 4階ラウンジ。「空を見上げるパーティースペース」というキャッチフレーズに、なるほどと見上げる。窓から見える国際通りの建物とけっこうなギャップ。
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 現代的でありながら、地に足の着いた感じもあって、「新しさ」を導入する上手い回答だと思いました。

Posted by mizdesign at 2007年12月07日 13:07
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