2007年02月25日
●国立新美術館
晴天に恵まれた週末、国立新美術館に足を伸ばしました。日本で五つ目の国立美術館として、華々しくオープンした建物。連日メディアを賑わす設計者の方。とても旬なスポットです。
巨大な吹抜空間。スケール的には東京国際フォーラムに匹敵しそうなバブリーな空間。波打つファサード越しに射す光が、逆円錐形の壁面に落とす影が美しい。光熱費が凄まじくかかりそう。
行きかう人々、カフェで寛ぐ一時。建築としては非常に大味に思えますが、新しい街路が出来たと思えばなかなか。夜間開館がないのが残念。
波打つガラスファサードに嵌め込まれた、円錐形の風除室。ダイナミックな造形は、子供の頃によく行った万博記念公園を思い出します。
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こんにちわ。
先週行った際に3Fのレストランを覗いてみたら、100人くらいの行列になっててびっくり。
落ち着くまではまだしばらくかかりそうですね。
都知事選立候補にはびっくりしたけど、美術館はきれいですよね。私は、バリアフリーなのと、ほぼ100%熱と紫外線をカットするというガラスの省エネっぷりに感心しました。
あの波波は、リアス式海岸と山並みからはじき出されたなんとか幾何学の~って説明されて「???」だったけど、自然になじむってことですよね?
Tak様>
こんばんは。
あれ、すれ違ったかも!?
黒川さんの展示は、中央のトンネルの中は良かったですね。外回りは字が大きすぎて読み難かったです。
時代のキーワードを舌鋒鋭く切り込み、解題し、持論へと引き込むスピードと術は天才の域ですね。
建物になると、その鋭さが今一つに思えるので、なんか騙された気になります。
世界的な巨匠であることには何の異存もないのですが。。。
あおひー様>
こんばんは。
箱が大きいので、少々混んでも、ブラブラと回る分にはそれほど気にならないのが良いところですね。
都美の企画展もこっちに引っ越してきて欲しいです。
海様>
こんばんは。
技術面や法規面への対応は素晴らしいのですが、最大のポイントは、四角い箱に波波を貼り付けた構成が最適解かどうかだと思います。
考え抜かれた上でのシンプルさは美しさが感じられるのですが、ここの場合は今のところ微妙です。。。