2006年10月02日
●「グリーンチェーン推進ネットワーク」設立記念シンポジウム
グリーンチェーン推進ネットワークの設立記念シンポジウムに参加しました。
流山市では、「流山グリーンチェーン戦略」という考えに基づいた街づくりが始まっています。緑の効果を指標化し市が認定することで、自然を取り入れた住宅作りを推進し、ひいては街全体の環境価値を高めようという試みです。詳しくはこちらをご覧下さい。
その取組みを広く普及させようというのが、「グリーンチェーン推進ネットワーク」です。産官学民の連携を謳い、各分野から専門家の方が参加されています。このネットワークの特徴は、理想としての緑の街づくりと、実益としての開発・建設事業の双方に視点を持ちつつ、接点を探るところにあると思います。
コーディネーターの甲斐徹郎さんは複雑系に例えて緑ある住宅が快適な街を作ると解説され、その実例として自宅を映して外気30度でもクーラー不要のお得さをアピールされます。
首都大学東京教授三上岳彦さんは様々なデータ、図表を駆使して新宿御苑のクールアイランド効果を解説され、学問的なアプローチを示されます。
流山市長井崎義治さんは具体策として、金利優遇といったインセンティブの活用による事業者への協力要請や、認定物件の好調な売れ行きをアピールしつつ、実績を積み重ねることの重要性を述べられます。
明海大学教授齊藤広子さんは徹底したフィールドワークから不動産価値の高い物件について調べられ、緑の住環境が不動産価値を高めると述べられます。
有限会社アーバンセクション代表取締役二瓶正史さんはこれまでの設計経験から、緑の街づくりが贅沢なものではなく設計の工夫の積み重ねであることを解説されます。
「今まさに進行しつつある動き」ならではの熱気に溢れたシンポジウムでした。
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