2006年06月16日
●虎ノ門 金刀毘羅宮
再開発されたオフィスビルと敷地を共有する神社。ビルの足元を三層吹抜のピロティとして参道に開放、参道をクランクさせることで奥行きを演出。ビル街のオアシスとしてたいそう繁盛しています。
オープンスペースがまるごと神社というゾーニングは、聞くと冗談のようですが、実際にはとても成功しています。神社は日本の一部だなと妙に納得します。
オフィス街に唐突に現れる鳥居。「なんだこれは」と引き込まれると、右手に神社が現れます。
反対側の大通りからの眺め。3層吹抜けのピロティが効果的です。
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こういう計画が増えてくると、都市はもっと魅力的になると感じました。
文化を守る。歴史資源を活用する。などなどを考えるより、徹底的にマーケティングリサーチして、どうすれば価値が高まるか?と考えるほうが、分かりやすく成果になりやすいかもしれない。とも、考える今日この頃です。
「大義名分」という言葉は、文字通りの意味でしか多くの人々は使っていないことも痛感しています。
佐藤K様>
ここの「賑わい」は面白いですよ。写真を撮っていると、スーツを着たおじさんが「良い写真が取れたか?」と話しかけてきます。ビジネス街の真っ只中で縁日にいるような感覚です。日本って面白いなと思います。
素晴らしいですね。思いもよらぬ発想の柔軟性に感動しました。
こんばんは。
先日私もここを通りかかって驚きました。
米国大使館の下の方ですよね。
本当に大胆な構成です。
ビルの建設などで、
よく神社を取りあえず屋上に持って行ってしまう話をききますが、
このような事例が増えると土地の記憶も残ると思います。
Kashiwa-Mochi様>
コメントありがとうございます。
写真で観ても面白いですが、実物はさらに面白いですよ。
はろるど様>
こんにちは。
実際の空間が活気があって良いですよね。記憶というよりも、現役絶好調という感じですね。オフィスビルと神社に相乗効果があるなんて、本当にビックリです。