2005年09月10日
●B-TOWN代官山
表通りから少し奥まった、住宅地の中にある商業施設です。路地を「内部化された外部空間」として仕上げ、それに面してガラス張りのショップが並んでいます。オープンは2003年2月。若者向け人気スポットの創出と、住宅地の中という立地を上手く両立した計画だと思います。
道路から見たところです。幅広の通り抜け路地が奥へ奥へと誘います。
ウッドデッキ、ベンチ、植栽、ガラス壁で構成された「内部化された外部空間」。素材感を活かした、居心地の良い空間です。とても自然にショップへと連続しています。さりげなく置かれたバイクが「ちょっと立ち寄る」感覚を演出して上手い!
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おはようございます。名古屋で大敗を喫しましたが、いかがお目覚めでしょうか?
ぼくは、このような建築が好きです。意匠的な話というよりも、「場を創る」という意味において。
これは、元倉さんのところの設計ですか?
佐藤K様>
FC東京勝ち点3、大分奇跡の勝利で、レイソル崖っぷちですね。今夜ヴェルディが勝つとまた降格圏内に逆戻り。17日はレイソルも奇跡の勝利とならないもんでしょうか。相手が首位のガンバだけに、奇跡の引き分けくらい?
ヒルサイドテラスF棟の角を入ったところにある、話題のスポットです。BEAMS代官山店の名前で聞く方が多いでしょうか。設計がどこかは知りませんが、建物自体は別に観るべきところはありません。敷地間を上手く使った構成と、ショップのブランド力とが相まって、とても集客力のあるスポットになっています。路地に引き込むので、周辺環境への影響も少ないです。むしろ近隣の人たちも公園が出来たみたいで嬉しいのでは?と思います。シンプルだけれども上手い計画です。建築が黒子の方がショップ系は上手くいくかもなと思えて、ちょっと複雑な気分です。
ヒルサイドテラスの続きのような感覚で行けるのでしょうか?そうであるならば、来訪者にとっては地続きのように思っていますか?
それはそれで、ありですね。そういった意味でも「上手い」
写真で見る限りですが、マキ系にしては工業デザインっぽいように思っていました。雑誌「商業建築」を見れば、出ているのでしょう。
今度、山工房で探してみます。
佐藤K様>
ワンブロック離れていることとスケールが違うことで連続性は感じません。むしろ反対側の若者向けショップ群との連続性が高いです。見方を変えると代官山の渋谷化が進んでいるともいえます。
巨大施設の中でなく、路面店の方が来客へのアピール度や近隣への浸透が良いそうで、色々と考えさせてくれます。