2005年08月20日
●BAO/BABB. Session01 3rd. レポート
昨晩は「BAO/BABB. Session01 3rd.」の開催日でした。場所は柏アミュゼ5階会議室D、参加者は8名、参加費は飲み物とおつまみ+資料代で400円でした。参加下さった方々ありがとうございます。
タイトルは「裕子さん、小島、五十嵐の「集まって住む」」。講師は会の言い出しっぺの五十嵐さん。Session01のメインテーマ「集まって住む」のトリとして、満を持しての登場です。五十嵐さんは障害者生活支援ホームを運営する傍ら、大学の講師も務めておられます。課題図書は御自身の経験をベースに福祉の世界を描写した小説草稿、五十嵐さんの視点から見た福祉の現況が自ずと伝わってきます。講義はフランス思想史の引用を交えつつ、健常者と障害者を別ものと考える時代から同じものと考える時代へと変化しつつある現況を語られました。建築と福祉はとても深い関係にあるので、私にとってもとても興味深い内容でした。
二次会は千葉の地酒を揃えた「ちばや」に移動して行いました。前回は満員で入れなかったので、今回は予約を入れての再訪です。ここで今回のタイトルに出てくる裕子さんと小島さんも合流されました。テーブルの横に並んだ二台(裕子さんと参加者のお一人)の車椅子が、一次会で語ったテーマを体で表していました。今回の会の感想やBAO/BABB.の今後の方針といった本筋と、SとMといった余談が入り混じった、テンションの高い飲み会でした。二次会の会費は1,600円でした。
一次会の様子です。右奥が講師の五十嵐さんのテーブルです。豊富な資料を適宜挟みつつ、内容の濃い話をコンパクトにまとめておられました。
二次会の様子です。お通しの器が凝っていて目を楽しませてくれます。ビールで乾杯したあと、純米生酒ちばや、仁勇特別純米天恵をいただきました。料理もお酒も美味しいです。
今回の一次会では、時間をいただいて前回の続きを行いました。一ヶ月空いての三段目ですが、意外なくらいスムーズに話がつながりました。豊富なプランバリエーションの比較から、家が小さいからといって敷地が狭くても良いわけではないとか、マスオさんはコンパクトに住めても嫁姑の場合は難しいとか色々な発見があって面白かったです。
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昨日は、ありがとうございます。
裕子さんは、今夜も飲みにいくつもりらしく、さっきから僕を見つけると玄関に引っ張っていきます。毎晩毎晩飲みに行くわけではないことを話すと、あきらめて台所に入って冷蔵庫を開けて・・・。いつか飲もうと隠していた黒ビールを開けることになりました。
「一次会で語ったテーマを体で表していました」のくだり。それが伝わっていたのなら講師の企画意図としては十分です。あとは、あそこでの五十嵐、小島と裕子さんとのやりとりが「福祉」であったのか、それとも「自然な関わり」だったのか。そしてその周辺の、たとえば小野寺さんと裕子さんとのやりとりが、障害者と介助者のそれだったのか、飲み友達のそれだったのか。勉強会に参加した一人ひとりがそれぞれに感じ取っていてくれたらありがたいです。
また、機会をみて、裕子さんは二次会に乱入するだろうと思います。あるいは、ばおばぶを会場にして、今回の積み残しの勉強会とか・・・。でも、永遠のつみのこしになるのだろうな・・・。
次回は、いよいよ照沼さんのネパール。今から楽しみです。
五十嵐様>
先日は御疲れ様でした。
飲み会での話が中途半端になっているので補足しておきます。
Session01が「とりあえず始める」ならば、Session02は「枠組みを考える」、Session03は「お話を練ってみる」というモノになるのではないかと漠然と思っています。テーマでなく、位置付けとして。
学校や役所という枠組を持たない会を維持していくには、自分たちでそれに代わるモノを設定する必要があります。会が言い出しっぺに依存せず動いていくことを期待するならば、なおさらこの点が肝です。
どんな枠組が自分たちにとって必要なのよ?という点を考えるには、「自分の中で向かいあうテーマとして上がっているけれどもはっきりとした方向や結論が出ていないモノ」を持ってきて実際に考えてみることが有効ではと思うわけです。その結果が三つ分あれば、そこから逆算してこの会に即したルールが組めるでしょう。結論から入らない(入れない)分、手間がかかるわけですが、この会くらいはそういう場にしても良いのではと思います。
もっと気楽に情報交換という位置付けもあるわけですが、情報を吟味及び活用する力がなければ意味がないことと、そういう場は他に色々とあることから、僕はあまり気乗りしていません。
と、ここまでが問題提起です。で、どう思いますか?というのが本題です。僕は結論はどっちでも良いのですが、そこに至るプロセスに興味があります。