2005年07月07日
●竣工写真その4 バリアフリー編
バリアフリーについてです。(外部編、LDK編、階段編)
今回の計画では、「どんなふうに暮らしたいか」「実際にどう使うのか」というところを建築主さんとじっくりと話しあっています。バリアフリーについても同様で、車椅子の動線、手摺の必要性、仕様等を部位ごとに検討しました。前回紹介した階段もその一例です。
玄関です。外と内で車椅子を乗り換える前提なので、土間と上がり框の段差は40cm(ベンチの高さ)に設定しています。白い空間にウォルナットの手摺が浮かびます。
リビングより玄関を望む。玄関の手摺は180cmの長さがあります。実用上は100cmあれば充分ですが、玄関は多くの人が通るのでデザイン的にもきちんとしたいという建築主さんの要望で、長く伸ばしてバランスをとっています。
洗面化粧室より浴室を望む。車椅子対応の洗面台と手摺の組み合せです。
1階寝室よりトイレを望む。扉には大型引手、トイレ横にはL型手摺を取り付けています。手摺周辺の壁がくぼんでいるのは、棚板を取り付けて収納として使うためです。
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竣工写真のシリーズを、次回のBAO/BABB. Sessionのときにプリントアウトして持ってきていただけないでしょうか。モノクロでよければ、ぼくが人数分プリントアウトしてもよいです。
これをサブテキストとして50坪考えると深みがもっと増すように思います。作品紹介にもなりますし、我々にとっては事例紹介にもなります。
いかがでしょうか。
佐藤K様>
論点を増やすと話が拡散していきますが、BABBLINGの主旨からいうとそれでちょうど良いくらいでしょうか。「事例紹介」と「ワークショップ」の二本立てを試してみましょうか。白黒で分かるようならプリントアウトをお願いするかもしれません。そのときはメールします。
関係ないですが、ブログをプリントアウトして使うというのは面白い手法ですね。インターネットを情報の整理道具と割り切って、伝達は紙というところが。
次回のテーマの補足資料にもなり得ると思いました。我々、設計者の思考の足跡をワークショップする。と、思ったのです。その成果のひとつとして藤沢の家を紹介してもらえると、五十嵐さんたちは、より納得するように思いました。
プリントアウトしますので、送ってください。