2005年05月12日
●根津神社躑躅祭之頃 1991
浮世絵の視点から見る「今」の三回目です(一回目、二回目)。
斜面に咲く躑躅が艶やかで美しいです。鬱蒼とした緑の中にあるように見えますが、実際には周辺を建物に囲まれています。傾斜を活かした箱庭形式で、開発の中にありながら自然景観を上手く演出した例だと思います。日付は1991年4月29日。観るぞ、撮るぞという気持ちが強すぎてあまり好きな画ではなかったのですが、このあと何度か観にいった中で一番綺麗でした。やはり気合も大切みたいです。
雨に濡れる石畳、斜めに構えた鳥居、傘をさして行き交う人。自分の中の「広重」に忠実な一枚です。
斜面に色とりどりの躑躅が咲き誇ります。公園や垣根で見る躑躅とは全くの別世界が広がります。
Posted by mizdesign at 2005年05月12日 07:14
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